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「「の」の音幻論」

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1,815
(本体価格 1,650円)
サイズ
四六判/カバー装/上製本
頁数
216
ISBN
4-906010-47-4
五柳叢書- 26

「「の」の音幻論」

一つの助詞「の」が担っている潜在力とは何か。日本語における、特に詩歌の時空に関わる変幻自在な働きに着目し、その不思議な「の」を巡る作用に鋭く迫る論考。

著者
ジャンル
シリーズ
出版日
1991.05発売

書評/詳細

読書人"詩人としての鋭い直感と連想-日本人の感性の形姿を問うことになる謎めいた助詞への問い"/小笠原賢二[1991.7.21]、岐阜新聞"日本人独特の音声感"/保阪正康[1991.7.15]、日本経済新聞"詩語の中で不思議な役割"[1991.6.23]、東京新聞[1991.7.28]、朝日ジャーナル[1991.6.21]、京都新聞[1991.7.11]、読売新聞[1991.6.18]、東京新聞[1991.7.29]、朝日新聞[1991.12.29]、産経日刊"助詞「の」の不思議な作用を考察"/吉田文憲(詩人)[1991.6.18]

著者紹介

樋口 覚(ひぐち さとる)
1948年 長野市に生まれる。 1971年 一橋大学社会学部卒業。 文芸評論家。

著書 1986年 『富永太郎』(砂子屋書房) 1988年 『アルベルト・ジャコメッティ』(五柳書院)、『天馬塚樋口覚歌集』(砂子屋書房) 1990年 『昭和詩の発生』(思潮社)、『「の」の音幻論』(五柳書院) 1993年 『一九四六年 の大岡昇平』(新潮社、平林たい子賞受賞) 1994年 『三人の跫音』(五柳書院)、『生老病死』(共著、三輪書店) 1995年 『誤解の王国』(人文書院)、『ひたくれなゐの人生』(三輪書店) 1996年 『中原中也いのちの声』(講談社)、『三絃の誘惑』(人文書院、三島由紀夫賞受賞) 1997年 『近代日本語表出論』(五柳書院) 1998年 『川舟考日本海洋文学論序説』(五柳書院) 2000年 『日本人の帽子』(講談社)、『富士曼陀羅』(五柳書院) 2001年 『雑音考思想としての転居』(人文書院)、『グレン・グ−ルドを聴く夏目漱石』(五柳書院) 2002年 『歌の岸辺』(不識書院) 2004年 『書物合戦』(集英社)、『淀川下り日本百景』(朝日新聞社)

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