天才安部公房から、文壇の常識はずし町田康まで、日本語文学はどのように新しい「世界」を創っていくのか。言葉と文化・人間をまっすぐに見つめた文章38篇。
中日新聞"異なる文化を移動し交流風景をスケッチ"/中村和恵(明治大学専任講師)[2002.1.20]、信濃毎日新聞"「日本」「世界」の概念超えた文学"/川村湊(文芸評論家)[2002.2.3]、出版ニュース[2002.2]、週刊朝日「今週の逸品」[2002.2.8]、週刊読書人"「日本文学」から「日本語文学」へ-肩の力を抜いたウィットに富んだエッセイ集"/小森陽一(東京大学助教授)[2002.2.15]、朝日新聞"読み直す批評の観点の新しさ"/リービ英雄(作家)[2002.2.10]
著書・訳書 1978年 『輝く世界(妖精文庫)』アレクサンドル・ステパノヴィッチ・グリン(訳、月刊ペン社) 1989年 『永遠の一駅手前−現代ロシア文学案内』(作品社) 1990年 『夢に見られて−ロシア・ポーランドの幻想文学』(作品社) 1993年 『スラヴの真空』(自由国民社) 1995年 『モスクワ−ペテルブルグ縦横記』(岩波書店) 1981年 『金星応答なし』レム(訳、早川書房)、『師匠たちと弟子たち(妖精文庫)』ヴェニアミン・カヴェーリン(訳、月刊ペン社) 1989年 『シ−ポフの冒険(現代のロシア文学シ−ポフの冒険)あるいは今は昔のボ−ドビル』ブラ−ト・オクジャワ(訳、群像社)、『完全な真空(文学の冒険)』スタニスワフ・レム(訳、国書刊行会) 1990年 『ロシア怪談集(河出文庫)』(河出書房新社) 1991年 『大理石』ブロツキー(訳、白水社) 1993年 『NHK気軽に学ぶロシア語』(日本放送出版協会)、『輝く世界』アレクサンドル・グリ−ン(訳、沖積舎) 1995年 『東欧怪談集(河出文庫)』(河出書房新社)、『金色の玄関に』タチヤ−ナ・トルスタヤ(訳、白水社)、『ライロニア国物語』レシェク・コワコフスキ(訳、国書刊行会) 1996年 『屋根の上のバイリンガル』(白水社)、『私人ノ−ベル賞受賞講演』ジョ−ゼフ・ブロツキ−(訳、群像社) 1997年 『ユ−トピアへの手紙世界文学からの20の声』(河出書房新社)、『わが家の人びとドヴラ−トフ家年 代記』セルゲイ・ドヴラ−トフ(訳、成文社)、『終わりと始まり』ヴィスワヴァ・シンボルスカ(訳、未知谷) 1999年 『消えた太陽(魔法の本棚)』アレクサンドル・グリ−ン(国書刊行会)、『イリヤ・カバコフの芸術』(五柳書院)、『ユダヤ学のすべて』(新書館) 2001年 『W文学の世紀へ』(五柳書院) 2002年 『亡命文学論徹夜の塊』(作品社) 2003年 『ユ−トピア文学論徹夜の塊』(作品社) 2004年 『気軽に学ぶロシア語[NHKCDブック]』(日本放送出版協会)、『真説ラスプ−チン上・下』エドヴァ−ルト・ラジンスキ−(訳、日本放送出版協会)、『ソラリス(スタニスワフ・レムコレクション)』(訳、国書刊行会) 2005年 『200X年 文学の旅』(共著、作品社)
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