「揺れる言葉」喪われた明治を求めて 木下 長宏 〈時代〉とそりのあわない言葉は、つねに揺らぎ、なにかが求められ、なにかが喪われていく。北一輝、高山樗牛、二葉亭四迷、岡倉天心、四者の言葉と思想の背後に迫る。 評論
「詩人の老いかた」 佐々木 幹郎 状況ののっぴきならぬ課題に正面から果敢に立ち向かう詩人の同時代発言61篇。小野小町伝説から「老い」の問題をとり出し、現代詩人の生き様を重ね合わせる話題作。 文学エッセイ詩歌
「敦煌遠望」莫高窟の美術史ノォト 木下 長宏 砂漠で、感受し、考え、書きついだ美術史の本。敦煌美術史の独自性をみつめ直すことによって、アジアの近代への問いの出発点にしようとする先鋭かつ刺激的な問題意識。 美術