日本語は今どこに位置し、どこに行こうとしているのか。天皇の「人間宣言」から埴谷雄高の「死」まで、待望の最新論稿。文芸の世界における模索と試行を読み解く。
毎日新聞「私の読書」"現在の難問の核心は国語の衰弱"/相田雪雄(石橋湛山記念財団理事)[1997.11.10]、産経新聞"人間宣言と文学の変容"[1997.9.28]、図書新聞[1997.12.3]、日本経済新聞"文学で思想的輪郭を掘り出す"/小池光(歌人)[1997.9.21]、出版ユース[1997.10]、すばる"言説批評と文学批評の架橋へ"/紅野謙介[1997.1]
著書 1986年 『富永太郎』(砂子屋書房) 1988年 『アルベルト・ジャコメッティ』(五柳書院)、『天馬塚樋口覚歌集』(砂子屋書房) 1990年 『昭和詩の発生』(思潮社)、『「の」の音幻論』(五柳書院) 1993年 『一九四六年 の大岡昇平』(新潮社、平林たい子賞受賞) 1994年 『三人の跫音』(五柳書院)、『生老病死』(共著、三輪書店) 1995年 『誤解の王国』(人文書院)、『ひたくれなゐの人生』(三輪書店) 1996年 『中原中也いのちの声』(講談社)、『三絃の誘惑』(人文書院、三島由紀夫賞受賞) 1997年 『近代日本語表出論』(五柳書院) 1998年 『川舟考日本海洋文学論序説』(五柳書院) 2000年 『日本人の帽子』(講談社)、『富士曼陀羅』(五柳書院) 2001年 『雑音考思想としての転居』(人文書院)、『グレン・グ−ルドを聴く夏目漱石』(五柳書院) 2002年 『歌の岸辺』(不識書院) 2004年 『書物合戦』(集英社)、『淀川下り日本百景』(朝日新聞社)
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