2022-12-16
野谷文昭 著『ラテンアメリカン・ラプソディ』2023年1月発売
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誰か、誰かいないか。…客がいる。観客に語れ。関われ。無理にでも関われ。演劇の衰退を再生、更新するための作戦、まるごと大公開。【増補版】
出版ニュース[2010.3月下旬] −こうしてできあがった増補版を読み直してみると、なかなかおもしろい本だと思います。というのは、やっぱり演劇は変わってゆくものだということを、この本が示しているからです。その変わりゆく様に、みなさん、どうかまだまだついて来て欲しい。つまり、演劇に来て欲しいのです。本番が良い日には、この本がよく売れました。第二版につながったのはそのことが大きかった。観客は、今見たものに対する不安のうちに、あるいは挑戦として、この本に手を伸ばしてきたのです。 「おもしろければOKか?」とは、あなたたちのしたたかな問いかけだったのか、と今さら気がつきました。やばい! 稽古に行ってきます。後ほど、劇場でお会いしましょう。 (増補版のためのあとがきより)
1973年生まれ。演出家。地点代表。桐朋学園大学演劇科・専攻科卒。1999年より二年間、文化庁派遣芸術家在外研修員としてパリに滞在する。2005年、東京から京都へ活動拠点を移す。同年、利賀演出家コンクール優秀賞受賞。2006年カイロ国際実験演劇祭新人賞受賞。08年、京都市芸術文化特別奨励者。