「自画像の思想史」木下 長宏15,000年の人類の歴史。「自画像」とは人類にとって何なのか。ラスコーの壁画から忌野清志郎まで、自画像の意味を読み解き、「自画像以降」の行方を探る。美術史の枠組みを壊す前人未到の試み。掲載する自画像250人余/掲載図版約500点。 美術評論
「揺れる言葉」喪われた明治を求めて木下 長宏〈時代〉とそりのあわない言葉は、つねに揺らぎ、なにかが求められ、なにかが喪われていく。北一輝、高山樗牛、二葉亭四迷、岡倉天心、四者の言葉と思想の背後に迫る。評論
「敦煌遠望」莫高窟の美術史ノォト木下 長宏砂漠で、感受し、考え、書きついだ美術史の本。敦煌美術史の独自性をみつめ直すことによって、アジアの近代への問いの出発点にしようとする先鋭かつ刺激的な問題意識。美術