輸入の思想や理論にたよることなく、身をもって日本の文化・詩歌を刻印している著者が、日本語そのものから、フェミニズムの課題へと接近する。待望の初短歌論集。
自由自問"フェミニズム短歌の現在"[1992.8.20]、読書人"「侵略」の観点からの飛躍-止むに止まれぬ思いに駆られた潔さ"/松平盟子(歌人)[1992.9.28]、朝日新聞[1992.8.16]、京都新聞[1992.8.27]、東京新聞[1992.8.16]、毎日新聞[1992.8.31]、毎日新聞"女性歌の新視点"/粟木京子(歌人)[1992.8.22]、産経新聞"ゆきづまる女歌の天窓開くか?"/佐伯裕子[1992.7.21]、西日本新聞"時代への懐疑研ぎすまし「女歌の現在」を問い直す"[1992.7.31]、読売新聞"短歌に託す女性解放"[1992.7.30]、日本経済新聞"古代の女ことばの表現力を今に"[1992.9.6]、海えん"「独自性」の限界"/谷岡亜紀[1992.12]
著書 1980年 歌集『紫木蓮まで・風舌』(短歌研究社) 1984年 歌集『天の鴉片』(不識書院) 1987年 歌集『白微光』(短歌新聞社) 1989年 『阿木津英歌集』(砂子屋書房) 1992年 評論集『イシュタルの林檎』(五柳書院) 1994年 歌集『宇宙舞踏』(砂子屋書房) 1998年 共著『『青鞜』を読む』(學藝書林) 2001年 共著『20世紀のベストセラーを読み解く』(學藝書林) 2001年 共著『扉を開く女たち−−ジェンダーから見た短歌史1945−1953』(砂子屋書房)、『折口信夫の女歌論』(五柳書院) 2003年 『短歌のジェンダ−』(本阿弥書店)、『妹・律の視点から子規との葛藤が意味するもの「若葉の子規庵」講演1950−』(子規庵保存会(六法出版社))
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