茂吉の五つの歌集、『石泉』『白桃』『暁紅』『寒雲』『霜』。五十代に足を踏み入れた、日常をシュールに俯瞰する歌人、小池光。茂吉の突出した空想力と独特の時間感覚を解読する。
産経新聞[2003.8.10]、毎日新聞[2003.7.20]、週刊読書人「読書日録」"短歌はおもしろい"/加藤治朗(歌人)[2003.8.8]、毎日新聞私の3冊」/酒井佐忠[2003.5.7]、東京新聞[2003.8.3]、日本経済新聞"文体分析から新たな茂吉像"/佐佐木幸綱(歌人)[2003.7.13]、毎日新聞「今週の本棚」"没後50年に放たれた生な読みの迫力"/小島ゆかり[2003.7.27]、読売新聞"巨大な「天然」解く快感"穗村弘(歌人)[2003.8.3]、週刊読書人"歌を純粋に楽しむよろこび-既存の鑑賞史や史観から自由にする姿勢"/三枝たか之(歌人)[2003.9.12]、朝日新聞[2003.8.10]、毎日新聞「短歌時評」"あぶり出される「運命」と「不安」"/川野里子(歌人)[2003.8.17]、福井新聞"「茂吉」の特異性探る"/大島史洋(歌人)[2003.8.12]、出版ニュース[2003.10]、図書新聞"自発的な楽しさに溢れる-茂吉五十代の作品群を、五十代にさしかかった評者が論ずる"/石井辰彦[2003.9.20]、週刊読書人"春日井建と島田修二と-短歌史に記憶される二人の死"/藤原龍一郎(歌人)[2004.12.24]
著書 1982年 歌集『廃駅』(沖積舎) 1988年 歌集『日々の思い出』(雁書館) 1990年 『小池光歌集(現代短歌文庫)』(砂子屋書房) 1991年 エッセイ集『街角の事物たち』(五柳書院)、「季刊邑第1巻第1号」(邑書林) 1992年 『小池光歌集(現代短歌文庫)』(砂子屋書房) 1993年 評論集『短歌物体のある風景』(本阿弥書店) 1995年 歌集『草の庭』(砂子屋書房) 1997年 評論集『鑑賞現代短歌岡井隆』(本阿弥書店) 1997年 評論集『現代歌まくら』(五柳書院) 1998年 『斎藤茂吉—その迷宮に遊ぶ』(共著、砂子屋書房) 1999年 『現代短歌ハンドブック』(雄山閣) 2000年 歌集『静物』(砂子屋書房) 2001年 『現代短歌一〇〇人二〇首』(共著、邑書林)、『小池光歌集(現代短歌文庫)続』(砂子屋書房)、『昭和短歌の再検討』(砂子屋書房) 2003年 評論集『茂吉を読む』(五柳書院) 2004年 歌集『滴滴集』(短歌研究社)、『時のめぐりに歌集』(本阿弥書店)
※履歴、出版歴等は最新でない場合がございます。