「ラテンアメリカン・ラプソディ」 野谷 文昭 ガルシア=マルケス、中上健次、セルバンテス、ビクトル・エリセ…待ったなしに面白いラテンアメリカ文学。混沌に咲く花を愛でるように、文学の秘密に触れる批評集。 文芸評論評論
「ベケットのほうへ」 宇野 邦一 全く新たなベケット論。ベケットは言語の呪縛にどのように立ち向かったのか。絵画とのかかわり、晩年のヴィデオ作品まで、ベケットの生涯にわたる独創性を多面的に読み解き、“不条理劇のベケット像”という定説をくつがえす。 文芸評論演劇評論
「迷路と青空」詩を生き、映画を生きる 福間 健二 動きながらの言葉 詩を読んだり書いたり、映画を観たり撮ったり、文学に思いを馳せ、論じる。著者の運動感(フットワーク)が溢れるこの世の面目躍如。 文芸評論映画演劇評論詩歌
「犀星の女ひと」 井坂 洋子 犀星再発見 女性の存在や立居振舞に心震わす犀星。彼は女性たちをどのように描いたか。犀星にとっての俳句、朔太郎との交情など、文学・精神の躍動を読み解く渾身の書き下ろし。 エッセイ俳句文芸評論
「ロシア万華鏡」社会・文化・芸術 沼野 恭子 ボルシチ風味のテクスト。ロシアの風土に生きる人々の暮らし、笑iい、活力そして、懐しさ。めくるめく色彩に満ちた、いまのロシアが、立ち上がるエッセイ集成。 エッセイ評論
「詩の地面 詩の空」 岸田 将幸 言葉が無力などと、どの口が言うのか。怒りを込めて、著者はペンと鍬を持ち、現代詩の足場と視線をたぐり寄せる。 中尾太一、吉増剛造の詩論、エッセイ、農業日記等書き下ろし多数収録。 エッセイ評論詩歌