「犀星の女ひと」 井坂 洋子 犀星再発見 女性の存在や立居振舞に心震わす犀星。彼は女性たちをどのように描いたか。犀星にとっての俳句、朔太郎との交情など、文学・精神の躍動を読み解く渾身の書き下ろし。 エッセイ俳句文芸評論
「ロシア万華鏡」社会・文化・芸術 沼野 恭子 ボルシチ風味のテクスト。ロシアの風土に生きる人々の暮らし、笑iい、活力そして、懐しさ。めくるめく色彩に満ちた、いまのロシアが、立ち上がるエッセイ集成。 エッセイ評論
「詩の地面 詩の空」 岸田 将幸 言葉が無力などと、どの口が言うのか。怒りを込めて、著者はペンと鍬を持ち、現代詩の足場と視線をたぐり寄せる。 中尾太一、吉増剛造の詩論、エッセイ、農業日記等書き下ろし多数収録。 エッセイ評論詩歌
「見えない俳優」人間存在の神秘を探る旅 笈田 ヨシ “質のいい存在”を見つめ、模索し、鍛錬する、そして、杉村春子、三島由紀夫、ピーター・ブルックら三人の天才との出会いまで。 パリを拠点に『俳優漂流』50年、旅の途上から。 エッセイ演劇
「旅学的な文体」 赤坂 憲雄 民俗学者・赤坂憲雄の東北を軸にした17年の長い旅が、ついに完結した。希代の民俗思想家が旅の途上で、何を見たのか、聞いたのか、感じたのか。“日本人の旅”への思いを収める。 エッセイ紀行