「折口信夫の女歌論」 阿木津 英 「読みにも、ジェンダーはある。男の経験と女の経験は隔たっている部分はかなり多い。」フェミニズムは生きている。まだまだ進化するジェンダー論。そのただ中で、日本語人として著者は、女歌の相対化について語る。 文芸評論詩歌
「二〇世紀の虫」〈解読不能なもの〉について 瀬尾 育生 われわれ自身が寓意であるとはどういうことか。カフカ、ヴィトゲンシュタイン、ハイデガー、ベンヤミン……に、20世紀の〈解読不能なもの〉の系譜をさぐる。 文芸評論詩歌
「自転車乗りの夢」現代詩の20世紀 佐々木 幹郎 萩原朔太郎、石川啄木、宮沢賢治、中原中也、永井荷風、室生犀星、鮎川信夫、寺山修司、谷川雁、太宰治、坂口安吾……。詩人が案内する20世紀の日本文学の現場。 文学エッセイ詩歌
「わがふところにさくら来てちる」山川登美子と「明星」 今野 寿美 週刊読書人"徹底的に初出の状況を調査"/河野裕子(歌人)[1998.6.12]、読売新聞[1998.5.10]、朝日新聞/小嵐九八郎(作家・歌人)[1998.5.24]、信濃毎日新聞"山川登美子燃焼した歌人生"[1998.6.21]、産経新聞"精緻な'薄幸の歌人'論"[1998.4.27]、短歌研究[1998.11]、短歌往来"山川登美子と「明星」"橋本威[1998.9] 文芸評論詩歌
「あたらしい手の種族」詩論1990-96 瀬尾 育生 時代はいつも曲がり角。現代詩の挑戦も、また、果てしなく繰り返される。詩人として最前線で活動する著者が、詩の言葉を愛することの意味を真摯に問う。 詩歌
「TKO(テクニカル・ノックアウト)」現代短歌の試み 加藤 治郎 新しき詩歌へのマニフェスト。もっと自由に、もっとおおらかに表現を拡大せよ。次代を担う気鋭の歌人が、短歌創造の水位と方向を指し示す。刺激的第一評論集。 詩歌