「奇蹟の器」デルフトのフェルメール 千葉 成夫 魅惑のフェルメール論。現代美術の批評家が、30数点の作品だけを残した、17世紀の天才画家フェルメールを、同時代人の視点で分析する、著者渾身の書き下ろし。 美術
「ガラスのような幸福」 高山 宏 北海道新聞"透徹した時代分析の世界"/巽孝之(慶応大学助教授)[1994.6.26]、京都新聞[1994.6.11/18]、女性セブン[1994.11.3]、建築文化[1994.8]、朝日新聞"知的ミーハーが時代を支えていた"[1994.6.5]、東京新聞"モノ通し透徹した時代分析"/巽孝之(慶応大学助教授)[1994.6.19]、読売新聞"バロック的なエスプリ体現"/谷川渥[1994.6.14]、図書新聞"テーブルを想わせる高山ワールド-興味深いのはテーブルの下半身"/若島正(京都大学助教授)[1994.7.23]、マネジメント21「落合一博の読書考現学」[1994.9] 評論
「なんだなんだそうだったのか、早く言えよ。」ヴィジュアル論覚え書 加藤 典洋 写真でも映画でも美術でもわくわくさせてくれなければ。著者を刺激する作品群から新たな批評が立ち上がる。タフでエレガントな活字による想像力。 評論
「三人の跫音(あしおと)」大岡昇平・富永太郎・中原中也 樋口 覚 血を吐きながら歩く富永太郎、小林秀雄と中原中也がその後に従う。それを見届けている大岡昇平。自らも歩行の人である著者が綴る「愛するもの」達へのレクイエム。 文芸評論
「カトマンズ デイ ドリーム」 佐々木 幹郎 もし、「遠い、遠い山の上で死にたい」と思うことがあれば、きっとあの村の風景を思い出すだろう。詩人が感じ、とらえたアジアの最西端、ネパールの紀行文集。 紀行詩歌
「INANNA」イナンナと三美神 古郡 弘 イナンナは古代バビロニアの女神、メソポタミア南部の大地母神。原初と存在をテーマに十年にわたるイタリア時代の作品も含めて、彫刻家の軌跡を言葉と共に収録。 現代美術